English

1999年3月20日

とき:
3月20日(土)3:00pm
ところ:
上智大学中央図書館6階 L-620
発表者:
薮下克彦(鳴門教育大学)
タイトル:
The Unified Semantics of Most's
概要
英語のmostという表現には次の例文のそれぞれに対応する少なくとも三つの用 法がある。

(1) Mary is the most intelligent student. (「最上級」用法)
(2) John won the most votes. (「最大数」用法)
(3) Most people enjoyed the show. (「過半数」用法)

これまで、発表者の知る限り、三つの用法すべてを視野に入れたmostの意味分 析はなされていない。それは、例えば、限定詞としてのmost, ここで言う「過 半数」用法のmostの意味として現在のところ最も妥当だとされる一般量化子理 論的意味がどのように他の二つの用法に応用できるのかまた関連しているのか 明らかでないことからもわかる。しかし、mostの三つの用法が単なる同音異義 の例ではなく密接に関連していることは、下に見るように上の例文すべてが '. . . more . . . than . . .' を用いてパラフレーズ可能であることから明ら かである。

(1)' Mary is a more intelligent student than any other.
(2)' John won more votes than any other.
(3)' More people enjoyed the show than didn't.

本発表では、三つの用法すべてに共通するmostの統一的意味を提案し、その妥 当性を検討する。


Last modified: Mon Mar 1 19:34:18 JST 1999